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『時間回廊の殺人』 ホラー映画に付け加えたスパイス

 監督は『マッド・ドライバー』などのイム・デウン
 主人公ミヒには『シュリ』などのキム・ユンジン。チラシなどでは主人公と同じ扱いだけれど、実際には脇役の神父を演じるのはオク・テギョン(韓国のアイドルグループ2PMのメンバー)。

『時間回廊の殺人』 


 ※ 以下、ネタバレもあり!

 映画はいきなり事件の真っ只中から始まる。何者かが自宅に侵入し、主人公のミヒ(キム・ユンジン)の夫と長男を殺したというのがそのあらましなのだが、ミヒは訳もわからぬままに殺人事件の犯人として逮捕されてしまうことになる。25年後、仮釈放で自宅に戻ったミヒだが、自宅には何者かの気配が感じられ……。

 郊外の一軒家を舞台にしたホラー映画。冒頭からなかなかビックリさせるこけおどしも盛りだくさん。夫は死に、長男も消えたはずの自宅には、何やら蠢くものがいる気配がするはその家に憑いた地縛霊のようなものなのか。
 霊に対抗するためにはということで登場するのが、『哭声/コクソン』でも登場していた祈祷師。『時間回廊の殺人』の祈祷師は普通の人とのコミュニケーションすら不可能なようで、仲立ち役みたいな人まで付いている。出番は少ないのだけれどほとんど顔芸だけ不気味さを演出していてインパクトあり。途中では日本との因縁もあったりして、ごった煮のように色々と詰め込んだ作品となっている。
 ミヒには夫を殺したという記憶はないし、消えてしまった長男はどこへ行ってしまったのか。そのあたりはラストで一気に謎解きして見せる。それまでの伏線もきれいに回収され、母の愛を感じさせるという展開もエンターテインメントとしてまとまっていたと思う。
 惜しむらくは邦題がネタバレになってしまっていることだろうか(実際には邦題に惹かれて劇場まで足を運んだわけなのだけれど)。英題は「House of the Disappeared」となっている(「失踪者の家」だろうか)。どうやら韓国語のタイトルには“時間”という言葉が入っているようなので、邦題も原題通りなのかもしれない。そんなわけで邦題にある通り、この作品はホラー映画にタイムリープものを掛け合わせたものなのだ。これ以上は言わないけれど、タイムリープものが好きな人はそれなりに楽しめるんじゃないだろうか。

追記:調べてみると元ネタがあったようで、ベネズエラ映画の『マザーハウス恐怖の使者』のリメイクなんだとか。ベネズエラ映画ってところがちょっと惹かれる。

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Date: 2018.03.19 Category: 外国映画 Comments (0) Trackbacks (0)

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