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『ジャスティス・リーグ』 お祭りだし、いいんじゃないか

 『マン・オブ・スティール』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に続く作品。DCコミックスのヒーローたちが集結する作品。
 監督は一応ザック・スナイダーだが家族の不幸により途中降板したため、残りはジョス・ウェドンが担当したのだとか。

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 前作でスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)が死んでしまい、その隙に乗じて世界を狙う奴が登場する。ステッペンウルフという敵はマザーボックスというアイテムを手に入れて、世界をその手に治めようと企む。
 バットマン(ベン・アフレック)は到底自分だけでは敵を阻止することは無理と判断し仲間を募ることになる。ということで『七人の侍』的に仲間探しがあり、最終的にはみんなで力を合わせて敵を撃退しましたということになる。わかりきった話だが様々なキャラが登場して賑やかでそれなりに楽しい。
 バットマンはひとりで責任を感じているのか未だに暗い顔をしているのだけれど、ワンダーウーマン(ガル・ガドット)はのっけから派手な活躍をするし、新加入のフラッシュ(エズラ・ミラー)のとぼけた味わいもあって前作よりもエンターテインメント作品らしくなっていたと思う。「魚と話せるんだって」となぜか二度もバットマンに突っ込まれるアクアマンというキャラが一体どんなヒーローなのかと疑わしい目で見ていたのだが、これを演じるジェイソン・モモアの身体のすごさもあってか、“海神”という特徴が活かされたとは言えずとも男臭いキャラが目を引いた。(*)
 ただ、どうにも敵のキャラのステッペンウルフが魅力的とは言い難いのが残念な点だろうか。3つに分かれたマザーボックスが三位一体になるとさぞかしすごいことが起きるのかと期待しているとそうでもなかったし、思わせぶりだけれど肩すかしを食った感じ。それから最終兵器としてのスーパーマンがあまりに強すぎた。サイボーグ(レイ・フィッシャー)のようにその能力ゆえに孤独なヒーローたちが、強大な敵を前にして仲間になるというところがこの作品なんだろうと思うのだけれど、「スーパーマンさえいれば」ということにもなりかねないほどの強さだった。

(*) ジェイソン・モモアという人は、『ゲーム・オブ・スローンズ』という向こうのテレビドラマでは重要な役をやっているらしい。全然関係はないけれど、『ゲーム・オブ・スローンズ』というタイトルは、前回取り上げた『ローガン・ラッキー』にも登場していた。囚人たちが立てこもりの際に要求する条件が、『ゲーム・オブ・スローンズ』の本の新刊を読ませろというものだった。それほど誰もが夢中になるコンテンツらしい。

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Date: 2017.11.27 Category: 外国映画 Comments (0) Trackbacks (2)

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』 遠回りの果てに……

 バットマンとスーパーマンの対決が前面に出ているけれど『マン・オブ・スティール』の続篇で、前作の場面を引き継いで始まる。
 監督は『マン・オブ・スティール』『300〈スリーハンドレッド〉』などのザック・スナイダー
 なぜか映画が始まる前に監督からのメッセージがあった。「これから映画を観る人のためにもネタバレをしないように」ということなのだが、ネタバレすると色々と批判にさらされると思っているのかもしれない。さもありなんという気はするが……。

ザック・スナイダー 『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』 スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)とバットマン(ベン・アフレック)。

 前作でメトロポリスを破壊しまくったスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)は、異星人からの侵略を防いだ神のような存在として崇められる一方で、闘いのなかで被害にあった市民からは恨まれてもいた。職場を破壊されたブルース・ウェイン=バットマン(ベン・アフレック)もスーパーマンを危険な存在として見ていた。
 互いに正義の味方のはずだが、バットマンの正義とスーパーマンの正義には違いがあって、それによって齟齬が生じることになる。バットマンは「1パーセントでも敵になる可能性があれば敵」という物騒なことを言い出すし、スーパーマンも自警団的に悪を懲らしめるバットマンのやりすぎには懸念を抱いている。
 だからと言ってすぐにふたりが闘う理由はないと思うのだが、そこにもうひとりの登場人物レックス・ルーサー(ジェシー・アイゼンバーグ)が絡んでくる。ルーサーがやっていることがいまひとつよくわからないままに進むのだが、後になってみればスーパーマンの力が邪魔になりバットマンとスーパーマンを闘わせようと画策していたということが明らかになる。

 以下、ネタバレもあり!

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』 ワンダーウーマン(ガル・ガドット)は絶妙なタイミングで登場して大活躍!

 結局のところルーサーにふたりが踊らされているわけで、闘う必然性がないのに無理やり闘っているあたりに違和感が残る。バットマン対スーパーマンと言っても、ナチュラルな能力は異星人であるスーパーマンに敵うわけはないわけで、バットマンはなかなかきつい。スーパーマン対策用のスーツとかで武装して何とかやりあうわけだけれど、ずんぐりむっくりしていてこれまでの印象とは違うものに。
 バットマンの夢が何度か登場するのも、そうでもしなければスーパーマンが土台とする世界でバットマンの活躍を描けなかったからかもしれない。夢の場面は妙に異質なところがあって、これもふたつの世界を無理やりに結合させているからかも。
 この世界ではこれまでのノーラン版やバートン版のバットマンの世界とは違うようで、メタヒューマンと呼ばれる種族がいる世界らしい。これがこれからのシリーズ化(ジャスティス・リーグ)につながるものなのだとは思うのだけれど、アメコミに詳しくない者としては海底に住む超人(アクアマン)とかが突然登場しても何だか意味がわからなかった。

 黒幕ルーサーが「鐘は鳴ってしまった」と不敵な笑みを浮かべるように、バットマンの正義が不気味に燃え上がったところでラストとなる。ただバットマンの正義は「1パーセントでも敵になる可能性があれば敵」という危険思想だから、ワンダーウーマン(ガル・ガドット)はそれに異議を唱えてもいた。アメリカの正義を疎ましく思う者も多いことが反映されているのだろう。ヒーロー同士の対立が既に生まれているわけで、シリーズ化の際はそのあたりがテーマなのかもしれない。
 それにしてもあれだけ正義について語っていたのに、途中からは忘れられてスーパーマンの髪が乱れるほどのお祭り騒ぎの様相を呈するのだが、そこまでが長すぎる印象は否めない。遠回りしても結局闘うんじゃないかというツッコミはあるだろうと思う。ワンダーウーマンの活躍などはそれなりに楽しいのだけれど……。

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Date: 2016.03.27 Category: 外国映画 Comments (0) Trackbacks (15)
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