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『パーティで女の子に話しかけるには』 パンクなエル・ファニングもいい

 『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』ジョン・キャメロン・ミッチェルの最新作。原作はニール・ゲイマンの短編小説(『壊れやすいもの』所収)。

ジョン・キャメロン・ミッチェル 『パーティで女の子に話しかけるには』 エン(アレックス・シャープ)は宇宙人のザン(エル・ファニング)と出会う。

 童貞の男の子にとって女の子の存在が宇宙人のように思える。若かりしころにはよくある微笑ましい話をそのままに、「出会った女の子が宇宙人だったら」という物語にしてしまったという作品。
 パンクが大好きな高校生のエン(アレックス・シャープ)が、宇宙人のザン(エル・ファニング)と出会って一気に惹かれ合うという設定は、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』でも描かれていたプラトンの「人間球体説(人間は離ればなれになってしまった片割れを探しているという説)」をも思わせ、とてもストレートなボーイ・ミーツ・ガールものとなっている。
 エル・ファニングがとても無邪気にかわいらしく宇宙人ザンを演じていて、それだけで許せてしまう映画となっているんじゃないかと思う。後半でパンク風メイクのニコール・キッドマン演じるボディ・シーアからメイクを施されパンク風バージョンに変貌したエル・ファニングの変わりっぷりも楽しいし、エンとふたりでかけあいの即興曲を歌い上げるところもよかった。時代設定は1977年となっていて、パンク華やかしころに詳しい人はより一層楽しめるのかもしれない。

 ザンの仲間の宇宙人たちは6つのコロニーに分かれているらしい。それぞれ個性的な衣装をしていて、地球人から見ると何らかの仮装パーティのようにしか見えない。この6つのコロニーは、ヨーガなどで言われる“チャクラ”のイメージから出来上がっているとのこと(このサイトを参照)。深い意味があるのかもしれないけれど、今ひとつそれが消化しきれてはいないようにも思え、単純に安っぽい印象になってしまっているようにも……。宇宙人たちはなぜか子殺しを習慣としているというのだが、一体どんな理由からだったのだろうか。やはり人間にはわからない宇宙人なりの理由があるのだろうか。

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Date: 2017.12.10 Category: 外国映画 Comments (0) Trackbacks (3)
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